全て

もし僕に何も無かったら
僕は君に恋する事も無かったのかな?

もし目が見えなかったら君を見て愛しいと思う事も無くて

もし耳が聞こえなかったら君のその美しい歌声に胸を焦がす事も無くて

もし口がきけなかったら
君に想いを苦しい程のこの気持ちを伝える事も伝えようと思う事も無くて

もし心が無かったら
君にこの痛いくらいの恋心を抱く事も無くて

もし手も脚も全て無かったら
君の熱を僕の熱を感じる事も無くて

でも、でもね

僕はきっとそれでも君に恋をしたよ

狂おしい程の焦がれる程の僕の全てが君を愛しています